性同一障害とは、生物学的な性(セックス)と性の自己意識(ジェンダー)が異なっている人のことです。
幼少時から、身体は女なのに精神は男で、身体も男になりたいと思っている方や、男なのに自分は女になりたいと真剣に思っているような方のことです。
これは精神疾患ではありません。
性同一障害の特定には、ホルモン的な異常による性器の異常や人格障害・統合失調症、そして商売で利益を得るためにそう言っている人は除外されます。
どうしてこのようなことになるのでしょう。
ヒトが生まれて1年以上はジェンダーの門は開いており、それは1年半から2年の間に言語とともに性への認識が獲得されるので、この時期にジェンダーを違える因子があれば、性同一性障害になる、と言われているようです。
あるいは、胎生期の5ヶ月から7ヶ月の間に、ホルモンの作用で男性型か女性型の脳に分化されますが、この時期に生じた何らかの混乱が原因になりうるという説。
また、視床下部の形態が鍵をにぎっているなど、諸説はさまざまです。
ただし、決定的な理由はまだ判明していないのです。
治療には精神療法、ホルモン療法を施し、結局は外科的な性転換治療しか、その人を救う道がないとなれば、厳しい条件を倫理委員会でクリアさせたあと、手術ということになります。
世の中にはMTF(男から女)のケースがFTM(女から男)より多いそうですが、手術はFTMの方が難しいとされています。
外国の一部では、このような方の性転換手術は保険適応になっていますが、日本ではまだ認められていません。
ですから、大学の倫理委員会の承認によって手術が行われても、完全に自費なのです。
日本では、1969年に有名なブルーボーイ事件(ある産婦人科医が3人の男娼の精巣切除手術を行い、刑罰に処せられた事件)以来、性転換手術を執刀する医者がいなくなって、患者さんは外国に行くか闇の治療を受けるしかなくなったのです。
しかし、1996年埼玉医大が性同一性障害の方に手を差し伸べたのをきっかけに、岡山大学などでも手術が行われ、性的少数者を救う道が開かれました。
何か相談があれば、埼玉医大医療センターなどのジェンダークリニックを受診しましょう。
豊胸の相談ならば、池田ゆう子クリニックへ。